国道251号線から山側へ登った川沿いにある「田舎つくり味噌本舗 吉田屋」、昔ながらの製法で味噌を作っている会社です。工場の中に入ると大きな木の樽や味噌の香りが鼻から身体中に広がります。

1942年創業の吉田屋は、(右下)代表の吉田伸哉さんの祖父の代から味噌漬けを始め、父の代から味噌づくりが始まったそうです。和気あいあいと仲のいいスタッフの皆さん。

味噌づくりの材料には麦・大豆・塩、それと敷地内に流れる湧水を使用しています。

麦を蒸した後、麹菌をつけ一晩寝かせます。「もろ蓋麹製法」という一枚一枚手で伸ばすこだわりの手作業。夏場は特に温度が上がると色が変わってしまいます。麹を作る時の温度管理が一番難しく五感を研ぎ澄まして作業を進めていきます。

長年味噌づくりをしてきた工場には麹菌が住み着いていると言います。蔵にいる菌によって作られる吉田屋の味噌は作られている、と言っても良いくらい大切な存在です。

蒸して冷ました大豆をミンチにして、麹と合わせ木樽で熟成することで塩分をまろやかにするそうです。木樽には入れた日の日付と水分量を記します。

人の背よりも大きな木樽が並ぶ部屋。木樽の周りには温度管理用のパイプが通っています。

代表の吉田伸哉さん
「吉田屋の味噌は麹のいい香りが広がるのが特徴の手作り味噌。ぜひ味わって欲しい。」と語ります。

吉田屋創業当時より販売されている好評の「吉田みそ」と「麦味噌」。

吉田さんのお母様も太鼓判を押す美味しい味噌。嫁いでもうすぐ70年近くなるほど長い時間味噌とともに歩んだ人生だそうです。味噌のおかげでお肌もキレイ!

島原イオンやコスモスなどのスーパーでも販売している「吉田みそ2kg」や、きゅうりなどにつけても美味しい「万能味噌」や「麹納豆」。

昨年の夏より久世福商店でも販売中の「木桶仕込み 麦つぶ味噌」は、まろやかな味噌の味が大人気!

ふわふわの麹で作られる美味しい手作り味噌を、ぜひ味わってみませんか。

【田舎のつくり味噌本舗吉田屋】
〒855-0001
島原市中野町1504-1
TEL 0957-62-2473
7:00~21:00
Instagram @omisonochikara



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Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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