INTENSE始動!島原中央高等学校女子バスケットボール部

スポーツ

2022年4月に創部した島原中央高等学校女子バスケットボール部のご紹介です!

昭和39年に設立された島原中央高校は、眉山を背に体育館と校舎が立つ島原半島唯一の私立高校です。長大進学コース・アスリートコース・総合コースの3つのコースがあり、生徒一人一人に対応した丁寧な進路指導で毎年多くの大学進学や就職に繋がっている高校です。

2022年4月から本格的に活動をスタートした女子バスケットボール部は、県内外から集まった1年生部員だけのチーム。強化指定クラブ認定チームなので県内の女子バスケ部としては珍しく留学生がいるのもチームの特徴。

6月の高校総体では2回戦敗退したものの、長崎県高等学校新人体育大会バスケットボール競技ではベスト4に勝ち上がり、第53回全九州高等学校バスケットボール春季選手権大会に出場。今後の活躍が期待されているチームです!

// 2023.04.17 令和5年度 長崎県高校バスケットボール春季選手権大会 3位 //

崔 純也 監督 /JBA 公認コーチ 日本体育協会公認指導者
駒澤大学高校女子バスケットボール部、国士館高校女子バスケットボール部、白鵬女子高校バスケットボール部、星槎国際高校湘南女子バスケットボール部、平塚市 U-16 女子選抜チーム など

チームを率いるのは崔純也監督は、これまでに関東の高校でインターハイやウインターカップに出場に導いた実績を持っています。自身も選手として活躍後、母校の監督から声をかけられた事が指導者として関わるきっかけだそうです。全国の私立で体育館のある学校、女子の少ない学校、バスケ部のない学校といういくつかの条件に当てはまる学校を探し、島原中央高校に決定。「環境は厳しかったが、体育館内やリングの修繕など、できる事はなるべく自分たちの手で環境整備を行った。部員もいろんなところに声をかけ集めていった」と当時を振り返ります。

「この場所はスポーツに打ち込める最高の場所。コロナ渦の中、試合も少なくバスケットボールを思い切りできなかった子どもたちなので、ここで目標に向かって突き進んで欲しい」と熱い想いを語ります。

部員のほとんどは寮生活。家族と離れてくらす部員たちの食生活や体調管理のサポートも行なっている崔監督は「バスケットボールは1試合で10km以上走るほどエネルギーを使うスポーツ。スタミナがつくよう米をしっかり食べるように進めています」と語ります。「病院とかにも連れて行ってくれる」と部員たちにとっても頼れる存在!
「最近は洗濯もきちんとできて、基本的な生活力が身についてきた」と褒められることも。「バスケットボールを通じて、日々の生活から社会に通用する人に育って欲しい」という崔監督の願いも込められています。

5月頃までホームシックになる部員もいたそうですが、家族のサポートもたくさんあり今では元気に楽しんでいる部員たち。特進クラスの生徒もいて、それぞれの将来の目標は違いますが、今はチーム一丸となってバスケットボールに集中する日々を過ごしています。

何事にも激しくやってほしいという思いを込めチーム目標は「INTENSEインテンス」。
①地域に根付いた活動を通して競技の普及・育成・強化を行う。
②競技の学びを通して人間力、競技力、学力の3つの力を育てる。
③バスケットボールで人々に感動を与える。
④選手の育成とチームの勝利を追求し続ける。
⑤社会性を兼ね備えたリーダーを育成する。
目標達成に向け、チームではこの5つに取り組んでいます。

「1年過ごす中で筋肉が全体的について足の力も強くなってきた」「県内の上位チームはどこも強い伝統校。特に島原のある中地区は強いチームが集まっている。その中で新鋭のチームである自分たちは長崎県制覇・全国大会出場に向けて力をつけて行きたい」と、練習にも力が入ります。

仲も良く元気で明るいチーム。時に怒られて落ち込む部員もいますが、沈んだ雰囲気にならないように互いに声をかけ合っている姿が印象的です。

毎日つけているバスケノート。練習内容や試合内容などを自分なりにまとめ整理して行きます。試合の後にはSNSを使い反省を送ります。記憶が新しいうちに課題をまとめ共有する工夫。

今後の課題はチームとしての約束を徹底すること。集中の切れたところを攻められるシーンがよく見られたので、高総体に向けて体力をしっかりつけて故障のない体づくりを心がけ練習に取り組んでいます。

\\ interview //


メンバー 大石 優里果さん(佐世保出身)
「思い切りプレーし合える環境はとてもやりがいがある。前回の大会ではコミュニケーション不足など新たな課題が分かった。全員バスケを目標に、今後も活躍できる選手になります!」


右)メンバー 上野結楠さん(横浜出身)
「試合では、プレーの事を考えながらもしっかりとコミュニケーションとることが課題。いい雰囲気になるよう普段から声を出していきます!」
左)メンバー 水巻花さん(福岡出身)
「以前よりメンタルが鍛えられてきた。エザンギとプレーを合わせて、しっかりプレーをしていきます!」


メンバー エザンギ・アシンビディ・ナヤ(コンゴ出身)

「試合では毎回40得点を取ることが目標。日本での生活も少しずつ慣れてきました。リング下ではディフェンスやリバウンドをとることを徹底していく!みんなで一緒に頑張って高校生活も楽しんでいきたい」

チームメイトと身振り手振りを使ってコミュニケーション!笑いあえる仲間です ♪



寮では鍋パーティや餃子をみんなで作って食べたり高校生らしい可愛い一面も持つ女子バスケットボール部。4月からは新しい1年生が14名入部。先輩となった彼女たちの新たなスタートに乞うご期待!



学校法人 有明学園 島原中央高等学校
〒855-0865
島原市船泊町3415
TEL 0957-62-2435
WEB https://shimabara-chuo.ac.jp


Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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