島原農業高校「農業祭 2022」

教育

2022年11月12日、3年ぶりに一般公開となった島原農業高校の農業祭に行ってみた!

農業祭は、農作物の豊かな実りに感謝するとともに教育内容や生徒の活動を保護者や地域の方に公開することで理解を深めてもらうことを目的として開催。創立70周年記念農業祭の今年のテーマは「NONTITLE~わぁがたちでキリヒラケ!農業祭~」。久しぶりの一般公開に向けて島農生が一丸となって準備にとりかかりました。「自ら切り開く島農生の意気込みを感じて欲しい」と前田達彦校長は語ります。

例年4,000人ほどの来場者で賑わう人気の農業祭。今年も駐車場の混雑をさけるため火張山花公園と島原農業を結ぶシャトルバスを運行。

9:30オープンの1時間前には多くの人が列をつくり、販売開始を今か今かと待ちわびています。
今年はコロナ渦ということもあり、販売ブースも場所を分け密にならないように実施。食品、果樹、野菜、草花、食品加工、OB、PTAバザーと10ヶ所でお客様をおもてなし。

体育館前には、生活科が作ったしっとりふわふわ美味しいマドレーヌの販売。

島農生が育てた新鮮なミカン、マスカットやカキ。

キャベツやメロン、タマネギ苗などもお買い得なお値段!
「どうやって食べるの?」などお客様とのコミュニケーションも学習の一環となります。

開始前から約100人が並ぶ食品サイエンス科の販売ブースでは、どういう陳列にした方がスムーズに購入しやすいのか、先生と生徒みんなで話しながら準備を進めていました。

クッキーやジャム、1番人気のチーズケーキやガトーショコラなど15種類が並びます。この日だけの特別販売デニッシュは、焼きたてあつあつでいい香り!


草花ハウス横では、シクラメン・パンジー・ノースポール、サンベリアなど15種類ほどの草花を販売。

「丹精込めて育てた花を買ってもらえて嬉しい!」

抱えきれないほど商品を買い求める人でレジも大慌てですが、丁寧な袋詰めを心がけています。荷物を運ぶ手伝いをするなどお客様に寄り添う生徒たちの姿も見られました。

卵やくん鶏を販売するブース。若鳥が初めて産んだ新鮮な卵は産み初めて1ヶ月ほどの限定品!1人1パックで販売していましたが1時間ほどで完売していました。

商品がなくなると自分たちで補充。みんなで力を合わせて農業祭を盛り上げます。

農業ビジネス科によるふれあい動物園では羊・ヤギ・ウサギなどに餌やり体験もあり、家族連れらが動物との触れ合いを楽しんでいました。

他にも武道館では部活動紹介や課題研究の発表などの各展示、午後からは体育館でファッションショーや読み聞かせ体験、福祉体験などの活動も行われ、大盛況の中、島農の農業祭は終了。今年は1日で約2,500人の来場がありました。



例年2日間の一般公開を開催していましたが、今年はコロナ渦で規模縮小もあり記念すべき70周年ということも兼ねて、自分たちも楽しむ文化祭を初めて実施。2日目は非公開でしたが、歌やダンスなど生徒の有志企画の発表をゆっくりと楽しむことができました。



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Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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