農業祭にいってみた@島原農業高校

イベント

2017年11月11日〜12日、島原農業高校で農業祭が開催されました。
今年のテーマは、「一笑懸命」〜奏でろ 我らの Agri Soul!!〜 です。

農業祭では、農作物の豊かな実りに感謝するとともに、教育内容の紹介と農業に対する来場者の理解促進を図ることを目的としています。
授業の中で、学びながら生徒達の手で作り出した物がこの農業祭で集大成となりお客様をもてなします。

作物部門
オープン直後、山のように並んでいた野菜は次々とお客様の手に渡り、売り切れ続出。お客様からのとっさの質問でも、日頃から勉強し自分たちで実際に作っているからこそスムーズに答えていました。普段の授業の内容がしっかりと身に付いている証拠です。

食品部門
お客様の要望にも臨機応変に判断し、しっかりと熱心に答えます。
農校名物、1日100個限定のガトーショコラとチーズケーキは8:50から整理券が配られましたが、早朝から長蛇の列ができておりあっと言う間に配りきったそう。
毎年、農業祭の季節がくると並んでゲットするのが楽しみだという人も多いようです。

農業祭恒例の、餅つき。
餅つきには欠かせない男手ですが、農校生も大人に混じり餅をつきます。
島原の郷土料理、べったら餅はPTA母の会のお得意コーナー。
手際の良さは、プロ並みです。

三会地区出身の農校卒業生がお届けする野菜たちはとれたてで新鮮なものばかり。
お店に並んでいる野菜達が、農業祭価格で販売されており、どれも人気でお買得。

伝統のマドレーヌと、うどん・カレーの食物バザーは、お昼ご飯にもってこい。
笑顔の絶えない家庭クラブのチームワークで、お客様をおもてなししました。

草花部門
シクラメンやポインセチア、ポットマム、観葉植物、パンジーの苗などは、目利きのするお客様で争奪戦が繰りひろげられていました。
皆さん勝利品をゲットされて、笑みがこぼれます。

市内の園児達が動物園に遊びに来ていました。
日々お世話をしている動物だからこそ、その動物の性格に合わせて園児達に接し方を教えていました。

目を引く生徒さん発見!!
企業とコラボレーションして開発・商品販売している「手延べそうめん茶漬け・梅」。
平戸産のアゴの出汁を使用しているという事で、アゴのかぶり物を「めんの山一」さんから借りてきたそうです。

食品科学科のブース。
素麺について生徒が調べたパネルの研究結果と共に、販売にも取り組みました。

こちらは、新商品の開発グループ。
チーズを使わないチーズケーキのサンプルを試食してもらい、アンケート調査を行っていました。
今後の取り組みに役立てるそうです。

体験コーナー:チェリー豆作り体験
島原名物「チェリー豆」をつくる最後の工程、砂糖水を煮詰めて豆に絡ませる作業を、子ども達に体験型で教えていました。

農業科学科のブース。
こちらは牛のペーパークラフトづくり。
ペーパークラフトで作って遊びながら、牛のパーツを理解します。
子どもが難しい所は、手伝って一緒に仕上げます。

牛の搾乳模擬体験。
実際に搾ると、お乳に見立てた白い水がでてきます。
乳搾りにハマる人が続出していました。

生活福祉科の展示ブース。
3年生になるころには1級検定で合格するために、ジャケットと浴衣の制作ができるようになります。

お見事なドレス。
華やかなぶんだけ制作には時間がかかります。
夏休み返上覚悟で、毎日のように足しげく学校に通い制作に励んだ、努力の結晶です。

家庭科学部プロジェクト研究班
近年活躍を見せる同班では、このたび「しまばらスペシャルクオリティー」に認定された「薬草ハートシフォン」、「薬草ハートブレッド」(どちらも「どくだみ」の乾燥粉末を使用)と、季節に合わせた、「まるごと!かぼちゃシフォン」、「まるごと!かぼちゃケーキ」を販売。
最近では、そば粉を使用しないそば、「なんてそばらしい」で全国532点の応募から、上位入賞を果たしました。
今後も同班の活躍に注目です。

去年から始まり、今年で2回目のファッションショーを開催(12日限定)した、農業祭。
次々に新しいものにチャレンジする農業祭に、来年も楽しみです。

長崎県立島原農業高等学校
http://www.news.ed.jp/shimabara-ah/

Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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