2022.12.23

12年ぶりの優勝！全国高校サッカー選手権大会出場！／国見高校サッカー部

2022年11月13日、トランス・コスモススタジアム長崎（諫早市）にて行われた第101回全国高等学校サッカー選手権長崎県大会で、みごと優勝を飾った国見高校サッカー部のご紹介です！

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国見高校は、高木琢也選手、大久保嘉人選手、徳永悠平選手、平山相太選手など多くのJリーガーを輩出しているサッカーの名門校。全国高校サッカー選手権にこれまで23回の出場をし、優勝6回、準優勝3回、ベスト4回という好成績を残しています。

国見町内にはサッカーボールの街灯が並び、国見高校生最寄り駅・多比良駅にはサッカーボールの石像がお出迎え。

写真©️国見高校サッカー部
2022年11月13日、トランス・コスモススタジアム長崎（諫早市）にて行われた第101回全国高等学校サッカー選手権長崎県大会決勝では、創成館を相手に後半アディショナルタイムで勝ち越しの1点を奪い、２－１で勝利を手にしました。長崎県予選での優勝は12年ぶり！

「今年は全体的に守備などバランスの取れて総合力で戦えるのがチームの強み。強い国見を知らない子たちが国見を選んできてサッカーをしてくれている。今まで全国に出れなかったOBたちの思いも背負って頑張ってくれることに期待している。」と国見高校サッカー部を長年指導している内田総監督。

後半アディショナルタイム残り30秒すぎ、大きな1点となったシュートを決めた3年利根悠理さん（大分出身）。「前日ゴールを決めて優勝する夢を見た。正夢になって嬉しかった！」「昔からの夢である選手権出場まで、悔いの残らないように全て出しきって挑みたい。」と、選手権への意気込みを語ります。

現在サッカー部を率いるのは、アビスパ福岡やモンテディオ山形で活躍していた木藤健太監督。
国見高校OBでもある木藤監督は、2017年に教員として国見高校に赴任。

「監督になってからは、坊主から髪を伸ばすなど変化してきたことも多い。形だけでなく、挨拶やマナーについてもきちんと理解して行動できる自主性を身につけて欲しい。」と、指導者としての想いを語ります。コーチ・トレーナー・顧問を含め11名のサポート体制で、名将・小嶺監督の教えを引き継ぎながらも新しい国見としてのチームづくりを行っています。

現在部員は122名。
「3年生は明るい部員が多く、ちょっと調子に乗ってしまうこともあるがよく喋って切り替えが早い。最近は、行動にメリハリがついてきてTPOを考えるようになってきた。」と木藤監督。練習中も元気な声がグラウンドに響き渡ります。

122名という大人数なので、学校グラウンドと百花台公園に分かれて練習。

全国高等学校サッカー選手権が間近に迫った練習日、山には白い霧氷が見られ気温もグッと下がりますが、練習に熱が入り部員のひたいには汗が光ます。

国見高校には、長崎県内だけでなく福岡や大阪、千葉など県外から来ている部員が多く在籍。全国に行く、プロになる、といった目標を持ちサッカーに打ち込み練習の日々。

キャプテン 3年村田一翔さん（福岡出身）／キャプテン 3年上田陽南太さん（大阪出身）
「決勝戦では絶対に勝つ自信があった！」と迷いなく答える2人。「期待に応えられる結果を残して笑顔で終われるようにしたい」（村田さん）、「全国でも胸を張って勝ち進んで行きたい」（上田さん）と、3年間の想いを込めて次の試合に挑みます。

「部員が多いので全員が同じ方向を向いているのではないので、キャプテン・副キャプテンと話をしてまとめていった。不満を持っている人に話を聞いて共有し、問題が解決できるように心がけてきた。」と、キャプテンとしてチームを引っ張ってきた2人。

また、「常に感謝の気持ちを持つように教えられてきた。毎日の生活の中でも、道で会う人、グラウンド、遠征先、の挨拶は特に心がけている。」「木藤監督は、頼り甲斐があって人としてのお手本となっている。」と、部員たちはサッカーを通してたくさんのことを学んでいます。