行ってみた@はなだごさん/温泉神社(大三東)風徐祭

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神輿の道案内人「はなだご」さんが、黒いヘグロを塗って回る大三東温泉神社の風除祭に行ってみた!

ぬってまわります立春から二百十日目を中心としたこの時期、氏神様に五穀豊穣豊漁などを願う風除祭が、晴天に恵まれた8月24日、有明町大三東にある温泉神社でも開始されました。温泉神社から御旅所である海沿いの江崎神社まで神輿渡御行列する「お下り」では、天狗のお面を被った「はなだご」さんが住民たちの顔や体にへグロを塗って回ります。

東空閑地区では、毎年「お下り」「お上り」をそれぞれ5地区の中から順番に交替して実施。今年のお下りは、出口地区の皆さん約40名が神輿渡御行列を務めます。

午前8時、有明町大三東小学校の近くにある温泉神社で祭が厳かに開始。温泉神社9代目宮司の青木日向さんが祝詞を奏上。

お神酒を酌み交わし神輿渡御行列のスタートです。


\今年のはなだごさん/

(左)高校3年生の柴田さんと、(左)はなだご経験者の柴田さん
今年は2人の柴田さんが大役を務めます!

長崎県内でも各地で行われている風除祭ですが、大三東の東空閑地区と三之沢地区では「はなだご」という天狗のお面をかぶった御神輿の案内役が人々を追いかけて「【ヘグロ】と呼ばれる炭の粉を人々の顔に塗る」というめずらしい様子がが見られるのが特徴です。

ガッチリとお面をかぶり、準備は整った!

神社からお神輿が担ぎ手衆に担がれ、御旅所である大三東駅近くにある江崎神社と運ばれます。

重い神輿を担ぎ、長い階段を慎重に進みます。

榊を手にし真っ赤な顔に高い鼻の『はなだご』は、猿田彦神でもありニニギノミコトの天孫降臨の際、地上まで案内をしたという道案内の神様です。神社から少し離れたところでは、子どもたちははなだごさんを探して歩き回っていました。

町人発見!はなだごさんが駆け寄ります。

へグロには邪気払いの意味もあり大変縁起のいいものとされています。

「はなだごさんのこらしたよ〜」と皆さん笑顔。

伝統の祭は、地元の住民にとって夏の風物詩。

「せんだい、まんだい」と神輿渡御行列が続きます。

祭の開始直後は、なかなか住民に出会うことができず、はなだごさんが人を探し回る姿も見られました。

玄関先から、そっとはなだごさんを見つめるキッズを発見!怖くて1度は家の中まで逃げますが、縁起物のへグロを塗ってもらうことができました。

出口地区の公民館で休息タイム。猛暑の夏、水分補給は必須です。

賽銭箱にはお賽銭が納められ、無事へグロを塗ってもらうことができました♪

泣き叫び逃げ惑う子どもたちの顔に、容赦無く塗りまくるはなだごさん。

大三東の町中を太鼓と「せんだい、まんだい」の掛け声が響き渡ります。

暑い中、歩いて回るだけでも一苦労。

たくさんの子どもたちが待つ大三東小学校に神輿渡御行列がやってきた!

子どもたちの泣き声やそれを見守る大人たちの優しい笑声。賑やかな雰囲気が町中に広がるのも祭の醍醐味ですね。

休息の時間も、はなだごさんは子どもたちを追いかけグラウンドや体育館を縦横無尽に駆け回ります!

この後も、神輿渡御行列は例年訪れている心香保育園や住宅街を周り、御旅所である江崎神社の中へ、お神輿は納められます。神社に戻ってくる「お上り」は8月26日に実施されます。

「千歳万歳(せんざいまんざい)」千年も万年も末永く続きますように、と願いを込めて。


へグロを塗られた皆さん ♪

健康に過ごせますように!!


【温泉神社(大三東)】
〒859-1414
島原市有明町大三東丁531
TEL 0957-68-0151


Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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