第35回島農祭ブラック&ホワイトショウ開催!

イベント

2022年11月12日、島原農業高校農業祭と同時開催された「令和4年度 第35回 島農祭ブラックアンドホワイトショウ」に行ってみた!


会場は、県道58号線から島原島原運動公園方面へ向かった道路沿いにある島原農業高校の牛舎。

島農祭ブラックアンドホワイトショウは、昭和56年に第一回を開催し今回で43年続く歴史ある大会。乳牛の改良促進及び酪農経営の安定化を促進するため、地方農業界の発展に寄与することを目的として長崎県立島原農業高等学校OB乳牛改良同志会主催のもと毎年開催しています(今年は3年ぶりの開催)。

品評前には被毛や皮膚など洗ったり、毛並みを整えるなどの準備を行います。


主催者を代表して挨拶を述べる島原農業OB乳牛改良同志会 会長 菅浩二さん。

出品者も清潔な白い衣服を着用し身嗜みを整え、牛と同じ向きで入場し、牛を審査員に向けながらリードしていきます。

進行アナウンスを務める島原農業高校 農業ビジネス科の生徒たち。

今回の審査を行うのは「株式会社 ファインデール(北海道)」代表取締役 渋谷健史郎さん。

ショウでは、第1部 未経産12カ月未満の部からスタート。歩いている時の背腰の強さ、肋(ろく)の方向・幅などによって審査をしてきます。

続いて第2部 12カ月以上18カ月未満、第3部 18カ月以上未経産牛の審査が続きます。
年齢に見合った発育値に達しているか、当日のコンディションや体全体のバランス、首の薄さ、肋の開張度、足の運びやゆとりを評価していきます。

開催校を代表して「コロナ渦の為、今年3年ぶりの開催。日本ホルスタイン登録協会が実施する「 2019年度 乳牛体型審査検定」では、通算4度目となる都府県第1位を獲得することができた。このような機会を捉えて生徒の学習を深めていきたい。」と島原農業高校 前田達彦校長が挨拶を述べました。

牛を上手に引くリードマンコンテスト。学校や酪農をしている生活の中で普段から牛と関わっている高校生をはじめ、小中学生を対象。引っ張っている時の姿や、審査員に対して牛を良く見せリードする様子などを評価。

一緒に来場している先輩たちから「(頭から首全体が美しく見えるように)顎垂を持つといい」などアドバイスをもらい、緊張感の中に時々微笑む姿が見られました。

初めて大きい牛を引くのは大変!扱い方を教えてもらって力一杯リード。

第4部 40カ月未満 経産牛、第5部 40カ月以上 経産牛となると大きく迫力のある体格の牛が並びます。体の長さや、肋の深さ、体の鮮明さ、乳房などを審査。

【ジュニアチャンピオン】SA クレイタス ゴールド エマ(島原農校 馬場綾太さん)

【ジュニアリザーブチャンピオン】SA バインデール ジャコビー レイラ(島原農校 橋本和佳奈さん)

【リザーブチャンピオン】ハッピーラインド アマンミス コンゼル ET(瑞穂町 宮本貞臣さん)

今回の【グランドチャンピオン】に選ばれた、STM ヒルアイランド モントレー ジェリー(瑞穂町 宮本貞臣さん)には、長崎県知事賞も授与されました。



長崎県立島原農業高等学校
〒855-0075
島原市下折橋町4520
TEL  0957-62-5125
web https://www.news.ed.jp/shimabara-ah

Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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