能と狂言の世界へ 大塚小学校

教育

雲仙市立大塚小学校児童が触れた能楽公演!

雲仙市吾妻町ふるさと会館で2018年7月2日、観世九皐会(かんぜきゅうこうかい)24名による能楽公演が行われ、雲仙市立大塚小学校児童(全校児童153名)と保護者が日本の伝統芸能に触れました。
文化庁「文化芸術による子供の育成事業―巡回公演事業―」の一環で行われたこの公演。
2018年5月29日には、当日の演目がより理解しやすいよう「船弁慶」の紙芝居や実技指導などのワークショップが行われています。

「文化芸術による子供の育成事業―巡回公演事業―」
小学校・中学校等において一流の文化芸術団体による実演芸術の巡回公演を行い,又は小学校・中学校等に個人又は少人数の芸術家を派遣し,子供たちに質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を確保するとともに,芸術家による計画的・継続的なワークショップ等を実施することにより,子供たちの豊かな創造力・想像力や,思考力,コミュニケーション能力などを養うとともに,将来の芸術家や観客層を育成し,優れた文化芸術の創造につなげることを目的とした事業です。
―文化庁HPより抜粋― 

演目の紹介の後、狂言「柿山伏(かきやまぶし)」。
柿の木の主が柿を盗み食いする山伏を見つけ、山伏をからかい、鳥やサルなどの鳴きまねをさせていきます。

現代とすこし違う鳴き声や面白いストーリーに声をあげて笑う児童たち。

言葉やしぐさによってすべてを表現する狂言。

笛の音とともに始まった能。会場全体が厳かな雰囲気に包まれます。
演目は「船弁慶」。
船出した源義経と弁慶の前に平知盛の亡霊が現れます。

長い髪の毛と面をつけた平知盛の亡霊が現れ、能管・小鼓・小鼓・太鼓・地謡の五人囃子が荒れ狂う海の様子を演出します。大きくなる太鼓や笛、早くなるリズムに児童たちも引き込まれます。

児童の中から5年生4名が能管・小鼓・小鼓・太鼓の貴重な個人指導。太鼓も笛もしっかり音を出すのがむずかしい!

4人は短い練習時間でしたが、全校児童の前できちんと音を出し披露!

他の児童も小鼓・小鼓・太鼓のたたき方、笛の楽譜の代わりに言葉にしての覚え方「ヒ・ウ~ラウラ~」などと声を出しました。

次は狂言の体験です。代表して5年生11名が舞台の上に立ち、鳴き声の出し方、サルのしぐさを実践。腰を下げて中腰に!面白おかしく、分かりやすく教えてくれます。

真面目に教えてくれているのに、面白くってついつい笑っちゃう!

中腰のまま正しくすることで大きな声がお腹から出るそう。
「これは このあたりに いたすものである~!」全員で声を出します。

「あ~はっはっは!」

会場全体に笑い声が響きます!
「明日、絶対筋肉痛になる~!」と叫ぶ児童も。
なかなか触れることのない能楽の世界。本物の伝統芸能世界を実際に見て体験することで、身近に感じることできた大塚小学校の児童たちに、今回公演をした観世九皐会の鈴木啓吾さんは「能楽協会にいる人は全国で1000人程。興味のある人は、いつでもこの世界に飛び込んでもらえたら嬉しいです。」と語りかけました。

観世九皐会
http://yarai-nohgakudo.com/
大蔵流狂言師 善竹富太郎
http://goodbamboo.net/


Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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