ウインターカップ初出場!長崎県の頂点に立った島原中央高等学校女子バスケットボール部の紹介です!
2022年4月から本格的に活動をスタートした島原中央高校の女子バスケットボール部。県内外から集まった1年生部員だけのチームは、2023年1月の長崎県高等学校新人体育大会で4位。2年目の今季は、春季選手権大会で3位、高等学校総合体育大会では準優勝と、着実に成績を残してきた勢いのあるチームです。
過去の記事
INTENSE始動!島原中央高等学校女子バスケットボール部
2023年10月28日~30日に行われた第76回全国高校選手権(ウインターカップ)長崎県予選には、男子44チーム、女子41チームが参加。
2023年10月30日、長崎県立総合体育館で行われた決勝戦。準決勝までの4試合を全て100点ゲームで勝ち進んで来た島原中央の相手は、高総体での決勝リーグで延長の末、惜しくも5点差で負けた長崎西で、昨年に続き連覇を狙う強豪校。
国体少年女子の部の選手として選ばれた5番大石さんや、18番187cmの身長で国体成年の部に出場したエザンギさんがチームを引っ張ります。会場に駆けつけた全校生徒と教職員や県内外のバスケ部保護者、PTAなどたくさんの声援に背中を押され、第1クォーターは18-12でリード。第2クォーターは相手チームに3Pを次々と決められ33-38となりますが、第3クォーターは54-49と追い上げ、第4クォーター73-71で見事勝利!
島原半島勢女子バスケとして初となるウインターカップ出場。何事にも激しくやってほしいという思いを込めたチーム目標「INTENSEインテンス」を掲げ、さらなる高みを目指します。
2023年12月23日から29日まで、東京体育館と武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に開催される「SoftBankウインターカップ 2023令和5年度第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」。島原中央高校の初戦は、3年連続4回目の出場となる「鳥取城北高校」と対戦、勝ち進むと2試合目は41年連続出場の「桜花学園」との試合に挑みます。
全国大会まで残り10日となったこの日、練習も佳境に入り監督の指導にも一層熱が入ります。
チームを率いるのは、2010年のウインターカップでベスト16にチームを導いた実績を持つ崔純也監督。2020年島原中央高校に赴任し、全国から部員を集めバスケ部を創りあげました。
部員のほとんどは寮生活。家族と離れてくらす部員たちの食生活や体調管理のサポートも行なっている崔監督は、部員たちにとっても頼れる存在!
「選手たちが本当によく頑張ってくれた。決勝戦にはたくさんの応援があり嬉しかった。部員保護者の応援はもちろん、学校職員をはじめ地元の皆さんの手厚いサポートがあったおかげで優勝を手に入れられたと思う」と崔監督は振り返ります。
「初めての全国大会に向けて、強いチームとの対戦を想定して練習の質を上げていくことが課題」と崔監督。全国で勝ち上がるためには、従来の考え方のままでは難しいことも多く「なんとなくではなく、考えるプレー」で強度を上げていってほしいと、かける言葉にも熱がこもってきます。
「ディフェンスゆるいよ!」と時には叱咤し合いながらも、互いに声を掛け合い雰囲気を盛りあげる!
常に話をしていいプレーに繋げていく毎日の積み重ね。
きつい練習の合間にも笑顔が見られるなごやかな雰囲気。「確実に勝って結果を残せるようになってきているので自信が持てて、よりバスケを楽しめるようになってきた」と主将の土田さんと山本さんは話します。1年生にとって2年生は、優しい先輩であり、プレーでも刺激のある存在です。
効率的にシュートがたくさん打てるシューティングマシンでシュート力アップ!!
試合や毎日の練習を撮影し、部員や保護者で共有しているそうです。毎日の練習を振り返り、頭の中を整理するバスケノートも習慣化。試合の後にはSNSを使い反省点を出し合い改善させていくことが勝利の秘訣。
\\チームの目標はベスト8//
主将
(左)2年土田真雛さん/東京都出身
(右)2年山本芽依さん/大村市出身
全国大会なので今まで戦ってきた相手とフィジカルやスピード感が違うと思う。今持っている能力をどこまで上げていけるか、というのが課題。その為に自分たちで課題を出し合って問題解決していくことを心がけています。
キャプテンは部員の投票で決定。
・まっぴ(土田さん)は、入学してすぐから高い声でチームを盛り上げてくれていた。
・めいちゃん(山本さん)は、とにかくコミュ力が高い!みんなからの絶対的な信頼がある。
と、主将2人力を合わせ部員29名をまとめていきます。
\\個人的な目標はNO.1プレーヤー//
2年 メンバー エザンギ・アシンビディ・ナヤさん/コンゴ出身
毎朝500本のシュート練習をしているエザンギさん。自主練なので一応監督にはナイショだそうです。みんなからは「エザ」と呼ばれ楽しそうに話している姿が印象的。試合前も遠征に出かけた時も、チャーハンを食べるほどチャーハンLOVEなエザンギさん♪
「エザは、コンゴから来た当初は慣れない日本食やバスケのルールなどに戸惑う時期もあったが、今では疲れることもなくなり、努力を続けているところに強さを感じる。元々メンタルが強いので、感情の波も自分でコントロールしてプレーしていて、ゲームキャプテンとしてみんなによくアドバイスをしているチームの大黒柱」と、崔監督は話します。
\\自分たちのバスケを試していきたい//
2年 水巻花さん/福岡出身
決勝戦で残り30秒でシュートを決めたエースの水巻さん。「みんなで勝ち進んで、桜花学園にどこまで自分たちのバスケができるのか試したい」と、ウインターカップ本番に向け意気込む水巻さん。個人的な課題はディフェンス。自分のプレーを説明することが苦手なので、考えてプレーすることを心がけています。
\\コートに立つための努力を惜しまない//
1年 磯永幸乃さん/島原市出身
「高いレベルでバスケを頑張ってみたかった」と話す磯永さんは、この春、地元の中央高校に入部した1年生。「優勝して嬉しかったけど自分もコートの中に立ちたい!」とエザンギさんと一緒に朝練を頑張っているそうです。
「チームの雰囲気はとても良く、何より先輩たちも同級生たちもみんなが努力をしていてバスケが上手なので刺激になっているので、中央高校に来てよかった」と、はにかんだ笑顔で磯永さんは答えてくれました。
創部2年目の挑戦!
高校バスケ日本一を決める大きな大会に注目です!!
SoftBank ウインターカップ 2023
令和5年度第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会
2023年12月23日 10:40〜
島原中央高等学校 VS 鳥取城北高等学校
会場 武蔵野の森総合スポーツプラザ
学校法人 有明学園 島原中央高等学校
〒855-0865
島原市船泊町3415
TEL 0957-62-2435
WEB https://shimabara-chuo.ac.jp