令和5年秋季火災予防運動〜一日消防署長・島原城消防訓練〜

イベント

2023年11月9日、一日消防署長を務めた島原七万石武将隊が火の用心を呼びかけ、島原城で放水訓練が行われました。

秋季全国火災予防運動
火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり、火災予防思想の一層の普及を図り、もって火災の発生を防止し、高齢者を中心とする死者の発生を減少させるとともに、財産の損失を防ぐことを目的。

島原地域広域市町村圏組合消防本部にて行われた交付式には消防本部職員、島原消防署職員が参加。

一日消防署長を務める島原七万石武将隊と、火災予防運動サポーターのしまばらんに、島原地域広域市町村圏組合消防長より委嘱状が交付されました。

島原七万石武将隊を代表して高力忠房さんが「広く火の用心を島原の民、全国の皆様にお伝えしてまいりたい!」とあいさつ。

島原地域広域市町村圏組合消防長 亀川高政さんは「10月末現在、島原消防本部管内における火災件数は44件発生、昨年同時期と比較すると11件増加しています。寒くなるこれからの時期、空気が乾燥し火災が発生しやすい季節となるので、火災発生時の初期対応を始め、防火安全についての指導をお願いしたい。」と、呼びかけます。

その後、七万石武将隊が演舞を披露 ♪

2023年11月9日から15日までの7日間実施された秋の全国火災予防運動 全国統一防火標語は、「火を消して 不安を消して つなぐ未来」

その後、消防署の業務についての説明を受け、署長室にて業務記録に目を通したりと署長としての仕事を務めていきます。「皆さんが頑張ってくださっているおかげで安心して生活ができる」と職員に感想を伝える場面も見られました。

島原消防署の救急係、予防係、警防係、庶務係の皆さんと一緒に!

署内を巡回し、最後に車両見学。

島原城に移動しての消防訓練では、有明幼稚園の園児も参加。お揃いの法被を着て「ぼくたち、わたしたち、有明幼稚園幼年消防クラブ員は、ぜったいに火遊びはしません!家でも火の用心を守ります!」と力強く火の用心を誓いました。

火事から身を守るお約束を確認して、クイズにも元気に答えることができた子どもたちには、「消防について楽しく学び、正しい知識を身につけました。これからも火遊びをぜったいしない子になってくだい」と、一日消防署長から防火表彰を受けました。
「お・は・し・も・ち」
お=押さない/は=走らない/し=喋らない/も=戻らない/ち=近づかない

表彰の後は、島原城に入って避難訓練を行います。約束をしっかり守って訓練スタート!

子どもたちが城内に入ると天守から煙が出てきました!

先生の言うことを聞いて、慌てず外に出てくる子どもたち。外では一日消防署長が誘導します。待機していると消防車両が登場!

「負傷者が1名」と報告を受け消防隊の救助開始!

「島原城を守るのじゃー!かかれー!」と勇ましい武将隊のかけ声。

約30m伸びるはしご車を使っての救助作業。きびきびと動く消防隊員の姿に子どもたちも夢中です。空高く伸びるはしご車の姿に、子どもたちだけでなく観光に来ていた人々からも歓声があがりました。

無事救出された後は消火活動。はしご車から天守閣に向けて放水開始!

高いところでの消火活動を目の当たりにしたの武将隊メンバーたちは、「タバコのポイ捨ては危険なので、日頃から城内でタバコを吸う方には、吸う場所を守ってくださいと声かけをしています。避難する時には、はしご車が救助してくれるのだと改めて実感。燃えやすいものがたくさん展示してある城内では、展示物を照らすライトのコンセントの掃除などをしっかりとしていかないといけない、と今回の訓練で気づくことができました。」「タコ足配線は危険!」と話しました。

その後、子どもたちも、はしご車に乗車。一番上までは行けませんでしたが、ちょっと怖くてちょっと楽しい空からの眺めが見られる貴重な体験となりました。

もちろん一日消防署長たちも乗っちゃいます。「いってきまーす」と余裕の笑顔で30mの高さまで上昇。

天守閣を見下ろすことができる30mからの眺め。はしご車からは、島原市内を一望することができました。

島原城での放水訓練も無事終わり、一日消防署長と子どもたちは「築城400年 島原城でも火の用心!」を掲げて火災予防を呼びかけました。


【 島原地域広域市町村圏組合消防本部 】
〒855-0033
島原市新馬場町872-2
TEL 0957-62-7711
WEB http://www.shimabara-area.net/site


Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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