行ってみた@雲仙サンカクマルシェ2020〜ちょっぴり早いクリスマス〜

イベント

自然×音楽×温泉、そして人が織りなすアウトドアマルシェ!冬の雲仙で初開催。

令和2年11月29日、雲仙白雲の池を会場に雲仙サンカクマルシェ(主催/雲仙青年観光会)が開催され、イベントを待ちわびていた人たちで賑わいをみせていました。マスク着用や、入り口での消毒をはじめ、新型コロナウイルス感染症対策を万全に新しい生活様式に沿ってのイベント実施。

約1ヘクタールの人工湖が広がる池での釣りや、ボート遊び、散策路を鳥の声を聞きながらゆっくり散歩など、豊かな森に囲まれ静かに過ごすことができる白雲の池。キャンプができたり、近くにある温泉に入って温まることもできる場所でのサンカクマルシェ。今回が初開催となる「天幕レストラン」は、湖畔の見える場所に大きな白いテントを張り、お客様をお出迎えです。

雲仙青年観光会会長の市来勇人さん。
雲仙の若者を中心に組織している「雲仙青年観光会」のメンバーが思い立ち、温泉街全体を巻き込んで、「UNZEN△FES(ウンゼン・サンカクフェス)」を2017年から開催。山に囲まれた雲仙と、その山の恵みへの感謝と、山と触れ合うイベントとして育てたい、という思いを込めてつけられた「サンカク」。「山岳」に沢山の人たちが「参画」して創り上げていきたいという意味も込められています。

そして今回は、100年以上前から雲仙ではグランピングをしていたという歴史を元に、天幕レストランを初開催。

天幕レストランは、一般モニターを公募しての完全招待制(11:00〜13:00/13:00〜15:30の2回)。テーブルの側にはストーブが置かれ、各席には座布団カイロや膝掛けなども準備してあり、寒さ対策もバッチリです。

乾杯の合図とともに和やかに始まりまる天幕レストラン。食前酒には、レモンと黒糖を使用したホットレモネード。少し冷えた体を優しく温めます。

雲仙や小浜温泉街の料理長など雲仙小浜調理師会の協力のもと、地元の食材をふんだんに生かしたフルコース料理が次々と運ばれていきます。長崎和牛を使ったメインディッシュなど、素材の良さはもちろん、クリスマスの彩り豊かに飾り付け。

花火付きの演出が嬉しいデザートは、じゃがブランとサンタ苺。スイーツに合わせて少し濃厚なくちのつ巷珈琲焙煎所のコーヒーと一緒にコースを締めくくります。

「すごく楽しい時間でした。どれも美味しかったですが、グリル野菜が焼いただけなのにすごく美味しくて、満足の甘さを味わうことができました。また開催されるならもう一度きたい!」と、笑顔で語ってくれた南島原市から参加の女性。

島原半島のすばらしい食材と料理人たちの最高のメニュー。
給仕を担当したのは雲仙の宿泊施設の中居さんをはじめとした、チーム天幕レストラン。

種取り野菜のグリルで、美味しい野菜を提供の竹田かたつむり農園。在来種や固定種を中心につくられる野菜は、野菜本来のおいしさを味わえると好評です。

デザートのコーヒーを担当のくちのつ巷珈琲焙煎所。準備されていたコーヒーが完売するほどの人気。オーナーの寺門さんはDJとしてもマルシェで活躍。

日常を豊かにしてくれる雑貨がシンプルで可愛い、雑貨と喫茶 ku-ji。今の時期にピッタリのクリスマスリーズもありますよ。

〜ちょっぴり早いクリスマス〜、ということで、子どもたちへのサプライズ、サンタクロースも登場です。サンタさんと一緒に記念撮影を楽しめる大きなもみの木には、サンカクフェスでもおなじみの紙あかりが、クリスマスバージョンで素敵なオーナメントになっています。自然の中でのいつもと違う空間に子どもだけでなく大人もテンションが上がります。

長崎大学経済学部津留崎ゼミによるSDGsスタンプラリー。会場内のポイントを探してクイズやミッションをクリアしながらSDGsを知っていきます。

SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標。

雲仙お山の情報館による森の工作教室、パタパタ鳥を作ろう!
子どもたちの自由な発想でオリジナルの鳥をつくっていきます。工作後には、野鳥が多く観察される白雲の池で本物の野鳥を探してみるのもいいですね。

北欧の気候や条件のような雰囲気たっぷりの雲仙の自然の中で、テントサウナ!
フィンランドで人気のテントサウナは、日本でも人気のアクティビティ。テントの中で薪をくべてサウナストーンに水をかけると、テント内の温度は一気に70〜80℃!アロマ水なのでお肌もしっとりだそうです。

他にも青空ヨガや、クリスマススモワ作り体験、雲仙温泉名物!なべブタっ球など、冬のアウトドアアクティビティを子どもから大人まで楽しむことができる雲仙サンカクマルシェ。

キャンプファイヤーに当たりながら、ちょっと早いクリスマス気分になることができました。

明治時代の白雲の池の様子を写した白黒写真。この頃からすでにグランピングが行われていたハイカラな歴史のある雲仙。そんな当時を思いながら現代の天幕レストランで記念撮影!

素晴らしい食材や人が集う島原半島。「今後は定期的に行なっていきたい。」と意気込む雲仙サンカクマルシェ広報担当の森さん。今から次の開催が待ち遠しい!魅力あふれる雲仙サンカクマルシェです。

雲仙サンカクマルシェ
Instagram @unzensankakumarche
facebook https://www.facebook.com/unzenfes

Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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