風除祭に行ってみた@国見町多比良

イベント

2019年8月27日、雲仙市国見町多比良で風除祭が行われました。

「風除祭」とは・・・
台風などを除け五穀豊穣や豊漁などを氏神様に願う、立春から二百十日目を中心としたこの時期に行われるお祭り。神輿を担ぎ、太鼓や笛の音を響かせる浮流の神輿渡御行列が夏の風物詩となっています。

多比良地区では赤いふんどし姿の『馬練り』が披露され笑いと拍手歓声が響きわたります。

神事を終え、多比良の温泉神社から御旅所である琴平神社までお下りを始めます。
毎年参加している人からも「こんな雨の日は珍しい。」と声が聞こえてくるほど、この日は稀に見る雨が降りましたが、浮立を先頭に馬練りや神輿など大人から子どもまで100名ほどの神輿渡御行列が練り歩きました。

降りしきる雨の中、御旅所へ渡御するにあたり一時的に鎮まるとされる神輿を担ぎあげる白装束姿の氏子さんたち。

子ども神輿の子どもたちも傘をさしながらでしたが雨の中を元気に歩きました。今年は金山地区の子どもたちです。

赤いふんどし姿で独特のかけ声とともに足を振り上げる馬練り。ユーモラスな舞を一目見ようと、道沿いにはたくさんの住人たちが集まります。

神馬役の馬に興味津々の子どもたち。

多比良温泉神社の宮司の植木さん。風水被害が起こらないよう祈ります。

雨の中、濡れ滑りやすくなった神輿を持ち上げ“清めの儀式”。

神輿を担ぎ海に入る姿を、例年子どもたちは見ることがないのですが、今年は見ることが出来ました。

神輿渡御行列は琴平神社に無事到着。

毎年浮立をするのは金山・小ヶ倉・魚洗川地区の若者。厳かな笛と太鼓の音が神社に響きます。
浮立は7月ごろから練習を始め、前日の8月26日に1日かけ金山・小ヶ倉・魚洗川地区を回ります。

お下りが無事に終わりホッとした様子の2人。今年の馬練り役の(左)小畑さんと(右)竹田さん。

雨も上がった3日後の8月30日。晴天の中“お上り”が行われ、多比良地区の風除祭が終わりました。

たのしくまなべる神社のページ
お宮キッズ https://http://www.omiyakids.com/

Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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