「悔しさを乗り越え、次なる頂へ。強豪校サッカー部員が語る新たな誓い」国見高校サッカー部

スポーツ

「令和7年度(第104回)全国高等学校サッカー選手権大会 長崎県大会」で惜しくも敗退した国見高校サッカー部。しかし、選手たちはすでに次の舞台「高円宮杯 U-18 プリンスリーグ」に目を向け、残り3試合でプレミアリーグ参入を目指す挑戦が始まっています。

©Instagram@hayaboo_018
選手権大会県予選の敗因について、「総合力の不足」と率直に話す木藤監督。コンディションは整っていたものの、トーナメントを勝ち抜くための連携や判断力が十分ではなかったと振り返ります。

木藤監督
「勝つにはまだ力が足りなかった」と現実を受け止め、チームは課題を明確にして、プリンスリーグの残りの試合へと意識を向けています。

国見高校サッカー部は今年、3年生24名、2年生41名、1年生37名の101名が在籍。また、コーチ、トレーナー、顧問を含め10名のスタッフでチームをサポートしています。

\プレミアリーグへの挑戦/

10月に行われた大津高校との一戦。

4月から12月まで行われる高円宮杯プリンスリーグは全国9地域で行われるリーグ戦で、同年代の強豪と長期戦を戦いながらチーム力や成長度合いを測る舞台。試合数が多く、戦術理解や体力、精神力が問われ、また負けた経験を次に活かす絶好の場でもあります。

国見高校は現在3位につけており、残り3試合で上位に入れば、プレミアリーグ昇格戦へのチャンスが広がります。選手たちは気持ちを切り替え、チーム全体で力を高める取り組みを続けています。チームは、選手に合わせてプレースタイルを少しずつブラッシュアップしており、躍動感があり、アグレッシブで、常にゴールを目指すサッカーを目指しています。ここからの試合で、そのスタイルがどれだけ発揮できるかが注目されます。

取材日、練習を行っていた2年生の強い信頼関係もチームの推進力となり、来季は「県新人大会」「県高総体」「選手権県大会」の3冠を見据えるなど、常に高い目標へ挑み続けています。

選手たちはスピードを活かした攻守、空中戦、正確なキックやセービングといった多彩な武器を磨き続け、戦術の幅を広げています。

オフの時間も、自主練や筋トレに取り組んだり、サッカーの話で盛り上がったりと意欲的に過ごす部員たち。時には映画を見に出かけるなど高校生らしい一面もあり、オンとオフのメリハリがチームの良い雰囲気をつくっています。

\1年生も活躍/

今季は1年生が球蹴男児U-16D2を制し、来年度はdibision1で力を試すことになり、下の世代まで成長の勢いが波及。向上心を絶やさず技術と戦術理解を積み上げる姿勢が、どんな舞台でも戦い続けられる持続力あるチームとしての印象を強くしています。

2年生 FW城臺海音さん(大村市出身)、MF豊福泰生さん(大分県出身)、DF堀川暖馬さん(長崎市出身)、GK秋重咲翔さん(久留米市出身)
「自然に囲まれた、サッカーに集中できる環境が自分たちの強みだと思っています。日々の練習で積み上げたものをしっかり発揮し、全タイトル制覇を目指します!」


【長崎県立国見高等学校】
〒859-1321
雲仙市国見町多比良甲1020
TEL 0957-78-2125
サッカー部公式
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Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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