行ってみた@島原水まつり2025

イベント

2025年8月13.14日、中央公園で開催された「島原水まつり」に行ってみました!

当初8月9日・10日に予定されていた「島原水まつり」は、雨の影響により延期となり、13日・14日の二日間に開催されました。
悪天候のため、ステージイベントや企画ものは中止を余儀なくされましたが、それでも会場は光と音色に満ちあふれ、水の都・島原ならではの幻想的な夏の夜が広がりました。

会場を訪れた人々をまず迎えたのは、毎年恒例となった 番傘のライトアップ
赤や紫、藍色など色鮮やかな番傘が幾重にも重ねられ、大きな壁面のように並べられた光景は圧巻でした。
ひとつひとつの傘の模様を透かすように灯りがともされると、和の美しさと幻想的な光が融合し、夜の闇に浮かび上がりました。
写真を撮る人の姿も多く、まつりのシンボルとして毎年人気を集めています。

13日には「白土湖」で、特別な行事が行われました。
小さな手で一生懸命に願い事を書き込んだ灯篭に、家族や友人の想いを託し、一つひとつ川へと流していきます。
水面にそっと浮かぶ灯篭は、揺らめく光を放ちながら静かに流れていき、その様子を見つめる子どもたちの表情は真剣そのもの。

川面いっぱいに広がる灯篭の光は、ただ美しいだけでなく、それぞれの祈りを映し出した特別なものとなりました。水に映り込んだ灯りが揺れるたびに、まるで夜空の星々が川へ降りてきたかのような幻想的な光景が広がり、会場に集まった人々からは自然と感嘆の声が上がりました。

「どうか願いが届きますように」と見守る家族の眼差しや、写真に収めようとカメラを構える観光客の姿もあり、そこには世代や地域を超えた一体感が生まれていました。
子どもたちの小さな願いが込められた光は、夜の白土湖を優しく包み込み、訪れた人々の心に静かな感動を残しました。

毎年恒例となった 番傘のライトアップ が鮮やかに彩られる中、今年は初めての展示として 風車と風鈴 が加わりました。夜の光に照らされた 風車 は、色とりどりの羽根が暗い夜に浮かび上がり、ゆるやかに回るたびに幻想的な模様を描き出しました。
その可愛らしい姿に、訪れた人々からは「かわいい~!」という声があがり、写真を撮る観光客や帰省客の姿も多く見られました。

一方の 風鈴 は、柔らかな灯りに照らされながら夜風に揺れ、澄んだ音色を奏でていました。
にぎやかな会場にあっても、リン、と響く透明な音はどこか心を落ち着け、歩く人々の足を自然と止めていました。

夜の会場に加わった風車と風鈴は、番傘の華やかさに新しい彩りを添え、地元の人々はもちろん、遠方から訪れた人々の心にも強く残る演出となりました。

さらに会場には、竹灯籠で作られたオブジェ も展示されました。
竹に繊細な細工をほどこし、内側から灯りをともすことで、無数の模様が浮かび上がります。
なかでも大きな「三日月」をかたどった作品はひときわ目を引き、訪れた人々の人気を集めました。
やわらかな光に包まれた竹灯籠は、幻想的でありながらどこか温かみを感じさせ、立ち止まって写真を撮る人の姿も多く見られました。

雨によって形を変えた今年の水まつりでしたが、展示の美しさと願いをのせた灯篭のきらめき、そして帰省客や観光客をも魅了する賑わいは、島原の夏に新しい彩りを添えました。
水の都ならではの風情あふれる祭りは、今年もまた訪れた人々の心に深く刻まれました。
また来年も楽しみですね♡

@島原水まつり

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