【NEW OPEN】時を重ねた趣と、心地よさが調和する和モダンな空間「古民家Café Ryu龍」

NEW OPEN

2025年7月12日、歴史ある古民家に新たな命が吹き込まれたカフェ。かつて酢の醸造業が営まれていた広大な敷地に誕生した「エビスホンポ」。明治時代から140年の歴史を持つ母屋と、大正時代に増築された建物を活かした「古民家Café Ryu龍」。

黒く落ち着いた木壁と瓦屋根が美しく調和した外観。伝統的な日本家屋の美しさと現代的なセンスが融合した思わず足を止めたくなる、趣深い隠れ家カフェです。

黒く燻された木壁に浮かぶ、一筆書きのような龍の姿。小さな看板ながら、その力強い存在感がこの店舗の目印となっています。

「イオン有家店」から海側へ進み、海岸沿いの道を右へ進むと、道案内の看板があるので迷わず安心。

カフェの正面に広がるのは小川港。かつて海の玄関として賑わっていた港で、遠くには熊本県・湯島の島影が見えます。

海の方へ歩いていくと、「そろばん恵比寿」が静かに鎮座して海を見守っています。

明治時代から140年の歴史を刻んできた母屋と、大正時代に増築された建物からなる古民家カフェ。かつて酢の醸造が行われていた敷地は、テニスコート約13面分の広さがあります。

迎えてくれるのは、店主の内田繁治さんと妻の恵美さん夫妻。歴史を刻んできた古民家の佇まいを生かしながら、新しい魅力を吹き込んだこの場所には、2人の人柄そのもののような温もりがあふれているようです。

商家として多くの人々が行き交っていた当時の写真。

醸造が行われていた当時に使われていたと思われる、大人がすっぽり入るほど深い大きな壺が残された広い土間。

土間にはピアノが置かれ、音楽会が開かれることもあります。歴史ある空間に美しい音色が響き渡り、コーヒーの香りに包まれながら生演奏を楽しむひとときは、この場所ならではの贅沢な時間です。

土間を抜けると、靴を脱いで座敷へ上がる入口があります。

まるでホテルのロビーを思わせる開放感のある座敷では、中央に飾られた季節の花が彩りを添え、落ち着いた雰囲気で訪れる人を迎えてくれます。

奥の座敷に足を踏み入れると、もともと140年前に建てられた建物であることを忘れてしまうほどの、和洋折衷の美しい大正ロマンような部屋が広がります。テーブル席なのでリラックスして過ごせそうですね。

赤い壁が印象的な和室は、大きな窓からは広い庭を眺めることができます。四季の移ろいを切り取るようなその眺めを目当てに、この席を指名されるお客様も少なくないそうです。

敷地内にはびわや栗、桃、どんぐりなどが実り、季節の恵みがさりげなく息づいています。6本ある梅の木から収穫されたものは、カフェのシロップなどに丁寧に活かされています。

定年退職を前に「人が集えるカフェをつくりたい」と考えていた繁治さん。物件を探していたなかで、この建物と運命的な出会いがあり、そこから約1年をかけて、少しずつ手を入れながらリフォームが進められてきました。柿渋で塗り直した廊下は艶やかな風合いをまとい、かつて伸び放題だった庭も見事によみがえりました。洗練されたジャズが流れる店内には、地元の高齢者から遠方から訪れるカップルまで、世代を超えた人々が集う場所となっています。

お店のオープン日には、表庭のさるすべりの花が満開に咲きほこり、その光景に近所の人々も思わず足を止め「きれいかねー」と笑顔で声をこぼすほどだったそうです。

いまも昔ながらの姿をそのまま残している木の番台。ノスタルジックな小物がさりげなく置かれ、使い込まれた器や古い道具が、どこか懐かしい空気を漂わせているのもこのカフェの魅力のひとつ。

\一年を通して食べられるのはココだけ/

島原そうめんGioランチ ¥1,180(税込)/サラダ・おにぎり・惣菜付き
そんな空間で味わえる看板メニューが、「生そうめん」。通常のそうめんは乾燥工程を経りますが、ここでは近くの工場から乾燥前の麺を仕入れ、店内で裁断・計量し、冷蔵熟成させることで「生」で提供することが可能に。乾燥しやすく扱いが難しいため、繊細な管理が求められる特別な麺とのこと。つるりとした喉ごしの中に、もっちりとした弾力と小麦の風味が感じられる食感に魅了されるお客様も多いそうです。

マードレのパエリアランチ ¥1,680(税込)/サラダ・惣菜・トルティージャ付き
見逃せないのが、予約制で提供される本格パエリア。
カフェで提供されるパエリアは、スペインで暮らした経験を持つ恵美さんが、滞在時にお世話になった“マードレ(お母さん)”から教わったレシピを再現したもの。魚介や素材の旨みをたっぷり吸い込んだ米は、本場そのものの味わい。調理に時間がかかるため予約制となっていますが、その価値は十分。来店時間に合わせて焼き上げてくれるため、最高の状態で味わうことができます。

10名以上で予約できる夜の「スペインコース」も人気。ぜひ一度お試しあれ♪

ダッチベイビー ミックスベリー ¥880(税込)
外はサクッと中はモチっと食感が美味しいダッチベイビーは、ミックスベリー・チョコバナナ・アップルの3種類。

カフェのもう一つ魅力はこだわりのサイフォン珈琲。

有機肥料で栽培された珈琲豆をブレンドし、サイフォンで丁寧に抽出。じっくりと味わってほしい一杯。
オリジナルのRyu龍ブレンドコーヒーも人気です。

ゆっくりとカフェタイムを過ごしたい常連のお客様にとって、カウンター席で恵美さんとの会話も、このカフェの楽しみのひとつです。

ランチで提供している(乾麺の)そうめんは、購入も可能です。

こだわりのチリ産オリーブオイルも、ご自宅でお楽しみいただけます。

140年の歴史を受け継ぐ古民家で味わう、唯一無二の生そうめんと本場仕込みのパエリア。そして何より、笑顔で迎えてくれる繁治さんと恵美さん。食事はもちろん、その時間そのものを楽しむために訪れたい一軒です。


【古民家CafeRyu龍】
859-2205
南島原市有家町小川565
TEL 070-8332-0736
定休日 月曜・火曜
営業時間は、Instagramにてお知らせ
Instagram @kominka_cafe.ryuryu


Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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