令和6年度 「はみ出せ島原!高校生共創プロジェクト~よか町島原を守る・繋ぐ・創る~」活動中!

教育

2022年からスタートした「島原市内県立5校共創プロジェクト」は今年で3回目。今回は、昨年の活動プラス新たな取り組みにも挑戦している高校生たちの様子をご紹介です!

高校生共創プロジェクトって何?

市内県立5校(島原高校、島原農業高校、島原特別支援学校高等部、島原工業高校、島原商業高校)の高校生が学校の枠を超えて、島原市および地域の方々と協働し、島原のさらなる活性化を目指す取組。また、高校生が生き生きと活動する姿を地域の方々や小中学生に見てもらえるよう、地域のイベントなども活用して各校の魅力を発信しています。今年も島原城大手門市開催日初日に、Mijoかふぇや島商ップの運営、島原城大手門市のステージでのアトラクションなども行う予定。5校から集まった有志「はみ出し隊(プロジェクト参加生徒)」約40名が、生徒実行委員会を中心に活動中!
共創プロジェクト・Mijoかふぇについての過去の記事

今年は何が違う?

ホテル・カフェ・コワーキングスペース・設計事務所を兼ねそろえた複合施設「水脈 mio」/万町アーケード
しましま記事【NEW OPEN】café mio

島原で活躍されている株式会社INTERMEDIA 代表取締役、水脈 代表取締役 佐々木翔さん社会福祉法人悠久会 古賀結衣さんの2人を講師に迎えプロジェクトに取り組みます。年間10回の生徒全体活動に加え、島原市万町アーケード内にある水脈(mio)を拠点に、講演会(はみレク)およびワークショップ(はみレクプラス)、AS(After School)活動も実施。10グループ(芸術、湧水、歴史と文化、食と農業、動物・自然・景観、娯楽、観光、ものづくり、居場所作り)に分かれ、島原を元気にするアイディアを企画中。地域の方に参加を呼びかけて公開討論を行うなど、アイディアの実現に向けた新たな取組に挑戦します。


【令和6年度活動報告】

2024年4月16日 @水脈
第1回生徒全体活動 兼 第1回はみレク・はみレクプラス/講師 佐々木翔さん、古賀結衣さん

2024年5月21日 @島原高校
第2回生徒全体活動

2024年7月2日 @島原高校
第3回生徒全体活動
2024年9月10日 @島原高校
第5回生徒全体活動

AS活動ではどんなことをしている?

地域活性化のアイディアを具体的なものにすべく、生徒全体活動のワークショップの活動内容をさらに深ぼりし、講演会やイベントに向け準備を進めていきます。講師や他の隊員たちと自由に意見交換ができることもAS活動の魅力のひとつです。活動日は不定期で、参加および出入りは自由。
※AS活動→場所 水脈/通常 16時30分〜18時30分、夏季休業中13:00〜17:00
 

ワークショップで学ぶ

2024年7月26日、水脈にて行われた第4回生徒全体活動・第2回はみレク・はみレクプラス。

講師に宮崎県日南市油津商店街の再生事業をはじめ各地でまちの応援団づくりの名人として活躍している「株式会社ホーホゥ」代表取締役 木藤亮太さんを招きワークショップが開かれました。

木藤亮太さん
九州各地を飛び回る旅芸人/まちづくりデザイナー/喫茶キャプテン代表兼皿洗い/株式会社ホーホゥ代表取締役/株式会社油津応援団取締役/株式会社バトンタッチ代表取締役/地域間連携推進機構株式会社(NPB)取締役/株式会社4WD代表取締役

2013年、日南市油津商店街テナントミックスサポートマネージャーに全国333人もの応募者の中から選ばれた木藤さん。「4年間で20店舗誘致」という課題に向け、一家で油津へ移住。店舗だけでなくIT企業を誘致するなどした結果、29の店舗や企業誘致に成功。また、広島カープキャンプを60年以上行っている場所だったことを活かし、カープのショップの開店、ランチマップの地図作成など街を広島カープ一色にすることで多くの人が訪れることになった、、、という興味深い話に生徒たちも夢中。


\自分たちの街を自分たちで作ろう/

「一見、寂しくなってるようなまちの中で、どうやって新しい価値を創造するのか、まちの見方をどう変えていくのか、どれだけできるのか」ということが木藤さんからの最初のメッセージ。
まちの見方を変えると→可能性だらけ!

「商店街は再生しない、新しいカタチに生まれ変わる」
実践を重ねてきた木藤さんから聞くことで、より重みのある言葉。

グループごとに企画を発表

自分の興味のある分野(芸術、湧水、歴史と文化、食と農業、動物・自然・景観、娯楽、観光、ものづくり、居場所作り・コミュニティ)10チームに分かれ進めてきた企画アイデアを木藤さんの前で発表していきます。

発表を聞いて、木藤さんや佐々木さんから深堀した質問や、もっとこうすることもできるのでは?といったアドバイス。

「町のため地域のため」と考えてすることより、企画者自身が「本当にやりたいこと」「やってみたいこと」をすることがずっと続ける原動力になる。「やってみたいこと」が面白い「はみ出し」ポイントになる!
「やり遂げる」という想いを持つことが大事!

1人では限りがある。チームで動き、それぞれの能力を生かすこと!

全体を終えて、木藤さんからのメッセージ
「地元の人をどれだけ巻き込んで大きな動きにできるかどうかはすごく大切なこと。学生の皆さんがいろんな声を聞いて挑戦する、最初はできることが少なくても、それを後輩たちに繋げていきたいと思ってもらえることで、ちょっとずつ変わってくる」

佐々木さんからのメッセージ
「回を重ねるごとに話し合う内容もより具体的なものになり、みんな(高校生)の顔がキラキラと変わってきた!」

まだまだ続く共創プロジェクト

発表を終えた後もAS活動を通して、アイデアをより具体的な内容へと煮詰め、実践へと向かう準備が続いていきます。

島原城大手門市が行われる10月12日には、ステージ発表・マルシェ・Mijoかふぇ・島商ップ、そして市民との公開討論フェスも行われます!

\高校生と一緒に盛り上げよう/

島原商業商業科3年生32名全員で企画・運営する「島商ップ」は、仕入れや販売など実践体験を学習。今年も、島原一番街アーケードにあるミネ化粧品横の空き店舗にてオープン。

【共創プロジェクト】
Instagram @shimabara_h_insta

【 島商ップ
Instagram @shimashop_online


Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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