〜1991年の大火砕流を知らない世代が学ぶ、犠牲者弔う追悼キャンドル〜

教育

44人の死者・行方不明者、2,000戸以上の建物被害を出した雲仙・普賢岳の大火砕流から6月3日で25年となります。
島原市立第三小学校の児童が、犠牲となった44名の方を追悼するイベント「いのりの灯」のための追悼のキャンドルを作りました。

この日児童は、語り部ボランティアの方から当時の雲仙普賢岳噴火災害の経過と復興への歩みなどの話を聞きました。

当時の写真と共に、体験談や自然災害の恐怖、命の尊さ、復興への取り組みを伝える語り部ボランティアの長谷川重雄さん。

自然の驚異と災害の教訓を真剣な眼差しで学ぶ噴火後生まれの児童達。

雲仙岳災害記念館ボランティアと島原青年会議所の協力のもと、キャンドル作りが始まりました。

溶かしたろう(リサイクル)を牛乳パックに流して、水の中でくるくる回して冷やしながら固めます。

ろうが固まったら牛乳パックを外し、片方の底を切り落とします。

固まったろうを手に嬉しそうな児童達。

表面にクレヨンで思い思いの絵やメッセージを描きます。

“安らかにお眠りください” “津波や地震はもう来ませんように” “二度と地震や噴火で人が亡くなりませんように” などの追悼メッセージと“看護師” “保育士”など将来の夢を書きました。

“火山の噴火がありませんように”

島原半島で起こった噴火災害、その教訓を風化させないように後世に継承していく追悼イベント
〜噴火を知らない子どもたちへ〜
いのりの灯

【日時】
平成28年6月3日
【場所】
島原市平成町1-1
【内容】
17:20〜 開演 コンサート
19:10〜 キャンドル点灯式
20:00〜 閉会(終了)
【お問合せ】
雲仙岳災害記念館
TEL:0957-65-5555

Juri Kawasaki

Juri Kawasaki

広告系グラフィックデザイナー/WEBデザイナーです。

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