高校生たちの挑戦 年間プロジェクト②/令和6年度 はみ出せ島原!高校生共創プロジェクト

教育

島原市内県立5校(島原高校、島原農業高校、島原特別支援学校高等部、島原工業高校、島原商業高校)の高校生が学校の枠を超え、島原のさらなる活性化を目指す取組「はみ出せ島原!高校生共創プロジェクト」。今年度は、年間を通し生徒全体活動に加え、講演会やワークショップを実施。10月12日には市民を交えた公開討論フェスを行なっています。

今回は、2024年12月26日に行われた講演会とワークショップ、生徒全体活動の様子をご紹介!

詳しい内容はコチラ ↓↓↓
はみ出せ島原!高校生共創プロジェクト

島原高校大会議室にて行われた第7回生徒全体活動。この日は、プロジェクト講師でもある株式会社INTERMEDIA 代表取締役、水脈 代表取締役 佐々木翔さんと、社会福祉法人悠久会 古賀結衣さん、そして、東彼杵ひとこともの公社 森一峻さんを迎え、ワークショップと講演が実施されました。

まずは、ワークショップ。木のブロックを使ったコミュニケーションゲームに挑戦しました。相手の手元が見えないように仕切りを挟んで座るところからスタート。

一方が、ランダムに色の名前が書かれた大きさも形も異なる4つのブロックの組み合わせを、仕切りの向こうにいる相手にことばだけで伝えます。形や向き、位置関係などを、さまざまな表現を駆使して説明。もう一方は、相手の説明と質問に対する答えだけを頼りに、4つのブロックを配置し、同じ形の完成を目指します。
果たしてできあがったものは?
仕切りを取り除いてそこに現れたのは全く異なる組み合わせ、というペアも。 「伝えたつもりでも、実は伝わっていなかった」という体験をとおして、活動班内での今後のコミュニケーションがどうあるべきかを考えるきっかけとなったようです。

午前の部後半は、森さんの講演会。

参加した高校生たちは、真剣な表情でペンを走らせノートにはびっしりとメモが埋められていました。

\各チームに分かれた話し合い/

午後からは、自分の興味のある分野「湧水・食・娯楽・芸術・歴史文化・自然景観・観光・ものづくり・居場所づくり」のテーマに分かれ進めてきたアイディア企画についての話し合い。

今回は、一度視点をリセットし、新たな発想を生み出すためのワークショップを実施。午前中に行ったワークショップと講演で、柔軟な思考力を養った後、これまで作り上げてきた企画を改めて見直します。新たな視点とひらめきを得ることで、企画がさらに魅力的に、かつ実現可能な企画へとブラッシュアップ。

高校生たちが話し合いを進める中では、先生や講師陣も加わり意見を交わす場面も。実際に、地域の魅力を発信するプロジェクトを企画・運営している森さんが加わることで、より実践的な助言が得られます。

高校生たちも積極的に質問を投げかけたり、悩んでいる点を相談。

presentation

最後に各チームの現時点でのまとめたを企画を発表していきます。

企画について、ターゲットや価格設定、協力者など、どのチームも具体的な内容に進んでいることが分かりました。

講師のアドバイスを受け、高校生たちは自分たちの思考を可視化できるマインドマップを活用することで、どこに向かうべきかを再確認していきます。

「事業を継続させていく為にも、利益を出すことが大事。人を巻き込んでいくには、そこをしっかり考えていくほうがいい」「キャラクターをデザインして可視化したり、歴史を紐解いてストーリー性を持たせるなどブランディングすると、もっと協力してくれる人が増えていく」「目的を明確にしておくといい」「消化されない価値をどうやって作るか」

実践的なアイデアを聞けることは、高校生にとって貴重な学びの機会。現場で培われた知識や経験に触れることで、理論だけでは得られないリアルな視点を養うことができます。今回のワークショップでは、新たな発想が生まれたり、ブラッシュアップへのヒントを得ることにもつながる場となったようです。

2025年1月22日(水)には、同じく島原高校大会議室にて第8回生徒全体活動を実施しました。

2025年3月15日(土)には、市民との公開討論第2弾などのイベントを計画中!!

どんなゴールが待っているのか。
高校生たちのチャレンジにこれからも目が離せません♪


【共創プロジェクト】
Instagram @shimabara_h_insta



Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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