【しまるしぇ】NO20 美味しいワカメづくりに挑戦!『中田水産』

しマルシェ

ミネラルを豊富に含んだ有明海で採れるワカメ加工で、新たな挑戦を始めた『中田水産』のご紹介です!

中田水産では、春はワカメ、夏は昆布・赤ゾエビ、夏から秋にかけて車エビ、冬はヒラメ・舌ビラメなどの漁を行なっています。

新しくなった加工場は海の目の前!気持ちの良い潮風が吹いてきます。

中田水産代表の中田博文さん。

ワカメが採れる2月から4月下旬にかけては総出で加工作業。

ワカメは、張られた網に根が上にある状態で浮いているそうです。長身な中田さんの背を超える長さ!

早朝、海から採ってきたばかりのワカメは、めかぶ部分と葉部分と分けられていきます。その後、下ゆで→塩もみ→どぶ漬け→芯抜き→絞り→箱詰めと作業が進んでいきます。

ワカメの下ゆで作業では、湯(海水)→常温水(海水)とくぐらせていくのですが、中田水産ではその後、冷水(海水)にくぐらせます。一気に冷やすことで、より鮮やかな緑色を保つことができます。お湯の温度は気温の変化などに合わせて毎日調整しているそうです。

他の加工場にはない、冷水(海水)にくぐらせるというひと手間作業加えることで、みずみずしさが増します。

「綺麗な色だろう。」と誇らしげな中田さん。

水気を切った次の工程は塩もみ。この塩もみ機も、ななめドラム式に回転する様に工夫されています。塩粒がなくなるまで回転させることことで、ワカメに塩が染み渡り水分がしっかり抜けるそうです。

塩もみされたワカメは、そのまま3日間どぶ漬けされます。

こちらの絞り機も、中田水産にしかない特注品で油圧は10t!こうした絞り機など、中田水産オリジナルの機械を作るまでには、県外へ視察に行ったり試行錯誤すること5〜6年かかったそうです。

そこまでこだわったのは、中田さんの「美味しいワカメを食べて欲しい。島原の漁業がもっと盛り上がって欲しい。」という思いから。

じっくり手間暇かけられ、水分を絞りきったワカメは、商品としてパッケージされていきます。
一度食べられた東京のお客様からも「美味しかったから、また送ってほしい。」と問い合わせがあるほど、また食べたくなるしっかりとした歯ごたえのワカメ。

中田水産自慢の『湯通し塩蔵ワカメ』

ねばねばがたまらない「めかぶとろろ」は、ご飯にかけて食べても美味しいですよ♪
商品は、加工場でも購入可能。地方発送も行っています!


【中田水産 わかめ工房】
855-0814
島原市津町409番3
TEL・FAX 0957-64-4032

Asami Sakai

Asami Sakai

島原半島のことを撮ったり書いたり見つけたり。

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