2017年9月3日、快晴の下、赤ちゃんの土俵入りが雲仙市国見町土黒の八幡神社で行われました。
国見町で行われる“赤ちゃんの土俵入り”とは、風除祭に合わせた奉納相撲です。
約380年前から行われている伝統行事で、赤ちゃんの健やかな成長を願い、地元力士に抱かれて土俵入りをします。
今年は、県内外の赤ちゃん約40人が土俵入りに参加しました。
地に足を着けるのは、人間に産まれ、初めて2本の足で土を踏みしめるという意味があります。
泣いた方が勝ち、という話をよく聞きますが、八幡神社の赤ちゃん相撲はどちらが勝ちということはなく、健康や成長を祈る祭りです。
そうは言っても、我が子が泣くのか笑うのか、どんな反応を見せるのか、とても気になるのが親心。
元気な泣き声が響くと、大人たちから笑みがこぼれます。
この世に産まれて初めての経験!
名前入りのきらびやかな化粧廻しを身につけた晴れ姿!
おーい?
土俵入りの最中に、ぐうぐう寝ている猛者発見。
自分を笑顔で見守る母をみつけ、「かあちゃーん」と手を伸ばす赤ちゃん。
こちらの赤ちゃんも、元気いっぱいに声を上げました。
何が起こっているんだろう?といった様子でキョトンとしている赤ちゃん。
赤ちゃんたちが十人十色の反応を見せ、笑顔に包まれた奉納相撲となりました。
最後は餅まきで終了です。
我が子の健康や成長を祈る親や家族の大きな想いを感じる行事でした。